保護者の皆様、地域の皆様へ

 3月からの休校に伴い、ご家庭には多くのご協力をいただき、感謝にたえません。本当にありがとうございます。地域の皆様からも学校に対して温かい励ましの声をいただき、ありがとうございます。

 誰もが初めての体験であり、学校も例外ではありません。始業式もできずに、担任から課題を配付されてすぐに下校。本来であれば、新しい友達の名前を覚えて、先生の顔と名前を知って、係を決めて、当番を決めて、新学期はスタートするはずでした。「新しい学年になってまたがんばろうね!」どの家庭でも、そんな言葉で玄関を見送る光景があったはずでした。

 この2か月間、どの家庭でも地域でも子供達のためにできることはないか、考え、励まし続けてくれたのではないでしょうか。でも、我々大人も一人の人間です。ずっと頑張り続けられません。弱音だって吐いていいんじゃないでしょうか。我々の中にも子育て世代の教員がおり、わが子が勉強しないことにイライラしたり、時には大きな声だってあげたりしたくなる日もあるようです。私たちも気持ちは同じです。

 今の一番の心配は学力でしょうか?領家小もHPに週の学習予定表を掲載したり、動画をアップしたり、電話をかけたり、今の自分達にできることに取り組んでいます。

 2か月の学習の遅れはどうするのか。学校が始まれば何とかなります。何とかします。心のケアについても、関係機関と連携を図りながら、地域の皆様のお力を借りながら取り組んでいきます。

 もう少しです。あと少しです。一緒に頑張りましょう。

 

令和2年5月18日 

領家小学校 校長 岡本 賢一